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10月MB会ご案内

 投稿者:秋月 孝介  投稿日:2017年 9月24日(日)19時18分45秒
返信・引用
   相変わらず国際的には物騒な話が続いていますが、
 困ったものです。

 一方、我々佐高メンバー行事では、「斜光22号発送10月7日」
「関東地区同期会10月16日」とイベントが続きます。
 少なくとも我々は「前向きな希望のある生活」をしたいものです。

 本日は10月MB会のご案内です。
 下記日程で実施致します。
 皆様の参加をお待ち致します。

 参加可否を田村嬢か秋月までお知らせ願います。

10月日程;
1.日時;10月9日(月)11:00~
     (希望者は10;30~行います)
       今月は土曜日ではなく、月曜日(祭日)です。

2.場所;田村嬢宅(新居、馬込駅より徒歩3分)
     新居への道順が判らない方は馬込駅より電話して下さい。




 
 

ヘレナモルフォ

 投稿者:鳥星  投稿日:2017年 9月24日(日)16時01分53秒
返信・引用 編集済
  ヘレナモルフォ蝶。
モルフォ蝶は中米から南米北部に約80種が分布しています。
中でもヘレナモルフォはモルフォ蝶の中で青の輝きが最も美しいといわれています。
このモルフォはコロンビア、エクアドル、ペルーの高地に生息。
この標本は2014年11月ペルーのHuanucoの標高700mで採集されたものです。
 

『天声人語』・・・自己学習(35)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月24日(日)13時54分53秒
返信・引用
  ・2011年 4月21日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・drす。

・ 4月21日 『田植えのできない水田』

(本文)
気がつけばきのうは、二十四節気の『穀雨(こくう)』だった。暖かい雨が田畑をうるおし、野山も緑を濃くしていく。だが東北の被災地は一昨日から”冷雨(れいう)”や雪が降った。季節の足踏みがもどかしい。

農耕をめぐる春の季語に、『種選(たねえら)び』がある。米作りの最初の仕事で、塩水に浸して、浮いた籾(もみ)を取り除き、下に沈んだ”実”のつまった”種籾(たんえもみ)”を選ぶ。
≪うしろより 風が耳吹く 種選(たんええら)び≫、飴山實(あめやま・みのる)。やわらかな風を感じながらの作業は、春を待ちかねた農家の喜びであろう。

その種をまき、苗作り、初夏にかけて”田植え”となる。映画『七人の侍』のラスト・シーンを思い浮かべる向きもあろう。村人総出の晴れやかさ。田植えは古来、神事であり、祭りでもあった。時は流れたが、集落で手伝い合う『結(ゆ)い』の気風(きふう)は、今も各地に生きていよう。

だが今年、津波で冠水や流失の被害を受けた水田は、岩手、宮城、福島だけで、約2万ヘクタールにのぼるという。他県の増産でまかなえる。だから米不足は心配ないと国は言うが、作付けのかなわぬ農家の落胆はいかばかりか。

きのうNHKが、原発禍から逃れた人たちが避難先で”種まき”を手伝う姿を映していた。どこか生き生きとして見えた。『生業(なりわい)』という語はもともと、”五穀”が実るよう務める業を言うそうだ。
その”生業”の息づく共同体が、細りはしないか心配になる。どこに限らず復興に際し、古いもの、懐かしいものへの敬意を忘れてはならない。机上(きじょう)の定規では描けないもろもろが、地域の歴史と風土にはあるはずだから。

1.昨日、4月21日は、二十四節気のひとつ、『穀雨(こくう)』・・・暖かい雨が田畑をうるおし、野山
  も緑を濃くしていくとき・・・だということです。
2.農耕をめぐる春の季語に、『種選び』という、米作りの最初の仕事があるということです。
3.NHKテレビ放送で、米の作付けがかなわず、原発禍から逃れてきた人たちが、避難先で種まきを手伝っ
  ている映像がされていたということです。
4.細々ながら、同じ生業(なりわい)に息づく、生き生きとした共同体の姿が見られたのでしょう。
 

カワセミ

 投稿者:鳥星  投稿日:2017年 9月23日(土)08時43分54秒
返信・引用 編集済
  Hahnemuhle200gWatercoloour bookA5
鉛筆、透明水彩、パステル、シグノホワイト。
 

『天声人語』・・・自己学習(34)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月23日(土)08時05分53秒
返信・引用
  ・2011年 4月19日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 4月19日 『行方不明という悲しみ』

(本文)
災害のときに誰もが案じるのは、大切な人の消息だ。声を聴くまで、姿を見るまでは、心ここにあらずとなろう。関東大震災で大勢が避難した、東京・上野公園では、一番目立つ、西郷さんの像に”尋ね人”の貼り紙が、何百枚も張られたという。

上野のお山は身内や知人を捜す声が昼夜絶えなかった。『深更(しんこう)の二時、三時頃には、全山、其の叫び声が寝耳(ねみみ)に徹して、何とも云ひ知られぬ、悲痛の感に打たれた』と、ジャーナリストの宮武外骨(みやたけ・がいこつ)は書き残した。生きてあれと願う必死の声、声、声で山全体がうなったのである。

東北には今も、大切な人を捜して叫び続ける方が大勢いる。”1面”にある『被災者数』の欄は発生から38日たってなお行方不明の人は、1万を超す。奇跡という言葉さえ遠ざかり、『せめて無縁仏』にはしたくない』と語る涙に胸がつぶれる。

岩手県・山田町では、ともに後継ぎ息子をさらわれた漁師二人が、海へ出て捜している。二人の妻は毎朝避難所を抜け出し、岸で名を呼んで泣いていると、小紙記事にあった。喪に服せぬ人の多さに、津波の酷(こく)を思う。

漁師は『避難所の人は、表で笑っているけど、皆そんな気持ち。俺らもそうだ』と言う。おそらく被災地の『喪の途(ものと)』は、”只事”でなく、長いのだ。復興のかけ声に虚(うつ)ろな人を、置き去りにしては進めない。
被災した人が一人になったときの顔への想像力を失うまい。震災前の日本は『待つこと』の苦手な社会になっていた。最も歩みの緩やかな人を見失わない復興が、いまは大切だ。

(ポイント・要約)
1.関東大震災の折、上野公園の”西郷さん”の像に、≪尋ね人≫の貼り紙が何百枚も貼られた、とあります。
2.≪生きていてあれ≫、と願う必死の、声・声・声で、山全体がうなっていたと、あります。
3.そして今東北では、震災が発生して38日・・・なお行方不明者が1万人を超えているということです。
4.陸前・山田町で、後継ぎの息子を津波でさらわれた漁師が二人、海へ探しの出て、二人の妻が、毎朝避難
  所を抜け出し、夫の名前を呼んでいる、とあります。

  地震発生以後連日、被災者、行方不明者、その家族の方々に関連した、コラム文が続いています。
  哀しみの深さ、大きさが伝わってきます。
 

『天声人語』・・・自己学習(33)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月22日(金)07時59分15秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 4月18日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 4月18日 『自然に帰る節電』

(本文)
『かかあ天下』をもじった、『かかあ電化』なる言葉が、1955年(昭和30年)ごろ流布(るふ)したそうだ。一般家庭にも電化の波が広がり始めた時代、高度経済成長の曙である。

家庭での電化程度は次のようだったらしい。第7ランクは電灯だけ。第6ランクはラジオがある。第5はトースター、電熱器、第4は扇風機に炊飯器。第3は電気冷蔵庫。第1ランクの家にはテレビも電気掃除機もあった(『キーワードで読む戦後史』岩波書店)。

いまや『第1ランク』でない"お宅”を探すのは難しい。さらにエアコン、電子レンジ、その他もろもろが居並ぶ。洗濯機でも冷蔵庫でも昔は”頭”に『電気』とつけた。いつしか消えたのは、電気が空気のような存在になった”証し”だろう。

冬は寒く、夏は暑い。この道理に抗(あらが)う利器、エアコンが家庭用電力消費の約25%を占めるそうだ。夜は暗いという”天則(てんそく)”を破る照明は約16%。思えば私たちは、自然の摂理を相手に多大な電気を使っている。ありのままに少し立ち戻れば、結構な節電が実現しよう。

電力不足の夏を案じつつ、空調一辺倒(くうちょういっぺんとう)で影の薄かった『消夏法』を思い巡らすのは、どこか楽しくもある。打ち水、緑陰(りょくいん)、川涼み・・・。『緑のカーテン』の種をまいて育ててみるのも面白い。
どのみち温暖化の問題で、野放図(のほうず)な消費には、赤ランプがついていたのだ。眉間(みけん)に”シワ”より、目尻に”シワ”で対処する方が、創意も工夫も湧くだろう。禍を転じて、曙光(しょこう)となす知恵と意志が、私たちにはあるはずだ。

(ポイント・要約)
1.電力不足の夏を案じて、現在使用している、家庭内の電化製品を見回したのでしょうか。
  ≪テレビ・電気冷蔵庫≫≪電灯≫≪ラジオ≫≪トースター・電熱器≫≪扇風機≫≪炊飯器≫・・・
2.エアコンの家庭用電力消費量は、約25%という。
3.照明の家庭用電力消費量は、約16%である。
4.そんな中で、電力不足においての、『消夏法』を考えてみたのでしょうか・・・
  ≪打ち水≫≪緑陰≫≪川涼み≫≪緑のカーテン≫・・・等々が思いついたことのようです。
  ・・・改めて、電力の必要性は感じますが・・・しかし、一体、不可欠に必要な電力量は・・・?
 

『天声人語』・・・自己学習(32)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月21日(木)13時39分59秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 4月17日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 4月17日 『"惨”に耐えて咲く桜』

(本文)
ほころび、咲き、散っていく桜の姿は、他の花には抱くことのない想念を人の心に醸(かも)す。東京近辺の桜は数日前から落花がしきり。細かい光となって風に流れ、木によってはすでに残花(ざんか)、もしくは葉桜に近い。

落花(らっか)の名詩の多い中、≪昔去るとき 雪、花のごとし 今来れば 花、雪に似たり≫という詩句がある。6世紀中国の漢詩だから、桜かどうか分からないが、?雪と花”の対比(たいひ)が忘れがたい。去るときは”雪”。戻りくれば?花”。『別れの詩』という題ながら、季節にせよ、人生にせよ、どこか春が巡る喜びが感じられていい。

みちのくを北上する桜前線は、今日はどのあたりか。各地で開花が人を励ましている。福島県・いわき市・久之浜では先日、津波で根が露出し、幹も傾いた”一樹(いちじゅ)”が花開いた。耐えて咲くその姿は、東北の風土と気質を彷彿とさせる。

岩手県・陸前高田(りくぜんたかた)市の寺にある避難所では今日、花見が行われるそうだ。がれきの街を見下ろしつつ、人々は開花を待ち望んでいると、小紙(しょうし)が伝えていた。どんな言葉より、花の無言)に励まされる心もあろうと思う。

詩人の、大木実は、戦争が終って、命ひとつで復員してきた。祖国の土を踏んだ心情をうたった作を残している。
≪もういちど はじめから やり直そう そう思った さくらの花を 仰ぎながら・・・≫。
被災した人には、戦後の”焦土(しょうど)”にも等しいであろう眼前の光景。”惨(さん)”に耐(た)えて咲く、桜木を、心の荒野にそっと移し植える方もおられよう。雪が花に変わるときが、必ずくると信じたい。

1.戦争が終わって、命ひとつで復員してきて祖国の土を踏んだ心情をうたった詩人の作だということです。
  ≪もういちど、はじめから、やり直そう、そう思った、さくらの花を、仰ぎながら・・・≫
2.福島県・いわき市・久之浜で先日、津波で根が露出し、幹が傾いた一樹で花が開いたということです。
3.岩手県・陸前高田市の避難所のある寺で、今日、花見が行われたということです。がれきの街見下ろしながらも、被災者の人たちは待ち望んでいたことでしょう。

万華鏡をご覧の方は、お気づきの方もおいでかと思います。
朝日新聞、一面の小欄・コラム文・≪天声人語≫を、過去に遡って読み直し、自己学習をしています。
日々のニュース、出来事や、社会一般・家庭生活の出来事など、多岐に亘る話題をベースに、担当記者の所感を綴った、随想文です。

どんなふうに要約してまとめ、主張・表現がされているか・・・参考にして、少しでも上手に自己主張・自己表現ができるようにと思って、学んでいます。
 

標本箱2

 投稿者:鳥星  投稿日:2017年 9月20日(水)22時28分6秒
返信・引用 編集済
  大きい蝶はジャコウアゲハ。
上は♀(色が薄い茶色)右2列。小さい白っぽいのはホソオチョウ3列)。下は♂(黒い色)が多い。
 

『天声人語』・・・自己学習(31)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月20日(水)07時27分13秒
返信・引用
  ・2011年 4月12日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 4月12日 『震災1カ月の非情』

(本文)
送電用の鉄塔が折れ曲がり、泥にうねる高圧線を見下ろしている。どの子の部屋から転がり出たのか、傍(かたわ)らに地球儀があった。褐色の中の青が悲しい。海と発電、恵みをもたらすべきもの二つが牙をむいた。

ひと月を経ても、福島県・南相馬市は災いの中だった。津波の不明者はなお、1000人を数え、事故原発に近い南部は避難を強いられている。天災と人災が絡(から)み合う、この惨禍(さんか)の縮図である。

南相馬から福島市に抜ける高地に、新たな避難を指示される、飯館(いいだて)村がある。際立つ放射線レベルの高さは、風向きや地形の都合らしい。役場の前に立ち、息を深く吸う。風の香(か)のように、あると思えばあるし、ないと思えばない。実害と風評の間は、限りなく透明に近いグレーが満たしている。

取材は2日前から、浴びた放射線の総量を示す線量計を携えた。福島県内では、東京の5倍ほどのペースで数値が増えたが、3日間の積算(せきさん)は、胸のレントゲンの、0.2回分。むやみに恐れては、『風』の思うつぼだ。

しかし、音もなく変わる表示の不気味さは、永住者でないと実感できまい。県境を越えて避難した、3万4000人の大半が福島県人という。市町村から安住の地が消える非情が現に進行している。
≪ただじっと 息をひそめて いる窓に 黒い雨ふる ふるさと悲し≫。福島の美原凍子(みはら・とうこ)さんが、朝日歌壇に寄せた。1カ月後の不明者が二人だった『阪神』と違い、万の行方(ゆくえ)が知れず、故郷を離れる人が絶えない。余震も続く。私たちはまだ、長い闘いの”とば口”にいる。

(ポイント・要約)
(震災発生後、1か月を経過した、福島県・南相馬市周辺の様子が紹介されています)。
1.送電用の鉄塔が折れ曲がって、泥の中には高圧線」がうねっています。地球儀が転がっています。
2.津波による不明者は、今も1000人を超え、事故原発に近い市の南部は避難をしいられています。
3.県の高地にある、飯館村は、放射能レベルが際立って高いということです。
4.県境を越えて避難した、3万4000人の大半は、福島県人であるということです。
5.3日間の放射線量の増加は、胸のレントゲンの、0.2回分である・・・とはいえ、(実感は湧きにく
  く)、音もなく変わる線量の表示の変化の不気味さは、永住者でなければ実感出来ないであろう、という  ことです。
 

『天声人語』・・・自己学習(30)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月19日(火)08時50分40秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 4月 9日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 4月 9日 『フラガールの輝き再び』

(本文)
炭鉱住宅のつましい夕餉(ゆうげ)。フラ・ダンサー募集の掲示に心が動く少女(蒼井優・あおい・ゆう)を、母親(富司純子・ふじ・すみこ)がきつく諭(さと)す。『こっだ東北の田舎になじょしたらハワイなんかできっか』。映画『フラ・ガール』の舞台は、1960年代の福島県・いわき市だ。

斜陽の炭鉱は、温泉利用のレジャー施設『常磐ハワイアン・センター』に地域の明日を託した,坑内員の娘らも踊りの練習に励むが、閉山近しを思わす新事業の準備は、何かと白眼視された。
東京から来たダンス講師が訴える。『この子たちは、”ヤマ”を救うため、立派なプロのダンサーになりました』。こうした情熱が炭鉱街をまとめ、『東北のハワイ』は成功した。後身の『スパ・リゾート・ハワイアンズ』は年150万人を集める。

そこを震災が襲い、50キロ先の原発事故が追い打ちをかけた。閉山時以上とされる危機を受け、休業中のフラ・ガール約30人が、近く、首都圏や東北の各地を回るという。全国巡業は開業前の宣伝以来で、被災地の再生を誓い合うステージになる。

”ボタ山”を行楽地に変えたのは、このままでは家族も地域も沈むという危機感だった。今、石炭衰退に代わる試練は放射能の風評(ふうひょう)。毎度回される、エネルギー政策の”ツケ”に、福島の苦渋を思う。
震災の傷を埋めるには、産炭地興(おこ)しの何倍かのパワーが要る。その源泉は、家族愛や郷土愛だろうが、ダンスの先生にあたる『よそ者』も貴(とうと)い。そして誰より、地域や国の将来が、己の人生に重なる若い力。復興の最前線で踊った娘たちのように。

(ポイント・要約)
1.福島県・いわき市。斜陽の炭坑の町で、温泉利用のレジャー施設、『常磐ハワイアン・センター』に託し  成功した話で、映画・『フラ・ガール』で紹介されました。
2.その、いわき市から、50キロ先の原発事故が、市が再び、試練に立たされているということです。
3.郷土愛、家族愛、そして周囲の人たちの温かい理解・支援を呼び起こし、復興の輝きを再現できないもの  か、という記者の祈りです。
 

『天声人語』・・・自己学習(29)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月18日(月)08時31分15秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 4月 8日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 4月 8日 『輝ける街の大節電』

(本文)
(略)
電気の使い道には順位があり、不要不急が多いほど、節電の余地も大きい。そういえば、照明を落とした地下鉄の駅こそ、パリの明るさだと仏語教師が懐かしがっていた。あちらが暗いのではなく震災前の東京が明るすぎたのだ。

『ここ10年、けばけばしく外壁を照らす店舗が増えました。オフィスの照度も1000ルクスと過剰。就寝時の闇との落差が大きすぎて、安眠できない人がいるほどです』。照明デザイナー、石井幹子(いしい・ともこ)さんの指摘だ。

石井さんは、岐阜の世界遺産、”白川郷”を照らすにあたり、10ルクスを確保できる光源を用意した。それも万一の消火活動に備えた明るさで、通常は雪明りの趣を損(そこ)ねない、1ルクス。都会とは桁がいくつか違う。夜道も3ルクスあれば、近づく人の悪意を10メートル手前で読み取れるという。

夏の大停電は、大節電で防ぐほかない。政府は大きな工場やビルには、25%、家庭にも20%の節電を求めるらしい。需給の見通しを日々伝える『電気予報』も検討されている。
町工場や病院を泣かせる計画停電ながら、あえて”功(こう)”を探せば、節電意識の高まりだろう。
節電とは・・・(略)・・・照明も空調もほどほどでいい。『輝ける都市生活』を、薄明の下で省(かえり)みたい。

(ポイント・要約)
1.電気の使い道には、順位があって、”不要不急”が多いほど、節電の余地が大きいという意見です。
2.(異論もあるかとは思われますが)、震災後、照明を落とした地下鉄の駅は、パリの明るさで、震災前の
  東京が明るすぎたのではないか、という意見です。
3.けばけばしい外壁の店舗、オフィスの過剰照度、白川郷の光源の適正度・・・いろいろです。
4.(原発事故とその再稼働に鑑み)、節電意識の高揚の呼びかけに関する意見・主張です。
 

『天声人語』・・・自己学習(28)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月17日(日)13時42分32秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 4月 5日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 4月 5日 『さわやかな、”お金”もある』

(本文)」
『その使い方を知るまで、富者(ふしゃ)の財産をほめてはならぬ』。『人の器量(きりょう)は、金の使い方で判断せよ』という、ソクラテスの言葉である。"金持ち、金使わず”ともいうが、例外はいくらもあるらしい。

ソフト・バンクの孫正義(そん・まさよし)社長(53)が、大震災の義援金に100億円を出す。経営から退くまで、毎年の役員報酬も全額寄付するそうだ。さすがは資産数千億とされる経営者、ポケット・マネーの桁(けた)が違う。

ユニクロを展開する柳井正(やない・ただし)氏(62)、楽天創業者の三木谷浩史(みきたに・ひろし)氏(46)も、それぞれ個人で10億という。消費者への恩返しもあろう。企業イメージは向上するが、そうした打算や商魂を超えた、太っ腹(ふとっぱら)を思う。

内外の芸能人やスポーツ界からも、浄財(じょうざい)が続いている。ゴルフの石川遼(いしかわ・りょう)選手(19)は『自分にも気合が入る』と、今季の獲得賞金を全部差し出す。実業家と同じく己(おのれ)の才覚、才能で稼いだお金だけに気持ちも格好もいい。副詞(ふくし)の『ポンと』は彼らのためにある。

20代、30代も負けていない。ジャニーズ事務所の被災者支援イベントんは、39万人が参加した。『”チリ”も積もればの?チリ”になれば』。募金の長蛇(ちょうだ)に加わった女性がテレビで話していた。動員力を生かした”SMAP”や”嵐”ならではの社会貢献だろう。

日本赤十字社などへの義援金は、阪神大震災をしのぐ勢いで、もう、1000億円を超えたとみられる。
”ゼロ”がいくつも並ぶ振り込みから、子どもが握りしめた、10円玉まで、『おかね』という響きの何とさわやかなことか。めったにない感覚である。

(ポイント・要約)
1.ソクラテスの、『財産(お金)』の使い方による、『人』の評価の言葉が紹介されています。
  ≪そのお金の使い方を知るまで、富者(ふしゃ)の財産をほめてはならぬ≫
  人の器量は、お金の使い方で判断しなさい、ということです。
2.東日本大震災の被害地・被害者の復興を願っての数々が紹介されています。
 (1)ソフト・バンクの社長の義援金と今後の寄付についての紹介があります。
 (2)ユニクロ経営者、楽天創業者、ゴルフの石川選手・・・
    ・・・あらたまった紹介がなくても、いろいろな方の義援金・寄付のニュースを耳にします。
 (3)芸能界関係では、被害者支援イベントが催され、そしてそれらのイベントに加わり、長蛇の募金の列    に並んだ人たち・・・
 (4)そうした列の中に『10円玉』を手に、並んでいる子どもさんを見かけた、という話題もあります。

  難しい、話・理屈は必要ありません・・・そうした気持ちが、何らかの形になって、被災された方々の、  立ち直りに向けた勇気になれば・・・と願うことにしましょう。
 

『天声人語』・・・自己学習(27)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月16日(土)07時04分53秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 4月 4日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 4月 4日 『手加減なしの折檻(せっかん)』

(本文)
東北を代表する川といえば、日本海に注(そそ)ぐ最上川と、岩手県を南流して、宮城県・石巻市で太平洋に出る北上川だろう。その北上川は、全長249キロにおよぶ。こんな一首がある。≪川幅の太さのままに海となる 北上川の長き圧力≫高橋・みずほ。

だが大津波は、その滔々(とうとう)たる『圧力』を押し戻して、川を50キロもさかのぼっていた。分析をした、東北大学教授によれば、国内に記録が残る津波の遡上(そじょう)は、十数キロぐらいが多い。数字は今回の地異(ちい)が激しさを物語る。

被災地を歩くと、津波の届いた高さに驚く。役場の支所や学校など、安全なはずの指定避難所を各地でのみ込んだ。北上川河口にあった支所は想定された津波の最高水位より高く立っていた。しかし、全壊し、身を寄せた49人のうち、助かったのは、3人だけだった。
隣の南三陸町では、3階建て、高さ11メートルの堅固(けんご)な防災対策庁舎の丈(たけ)を軽くこえた。屋上でフェンスにしがみついた多くの職員が流されていった。赤い鉄骨だけを残し、”漁網(ぎょもう)”や”ブイ”がからみついた。その廃墟が痛々しい。

地震の翌日の小欄で引いた。寺田寅彦は、日本の自然には『慈母(じぼ)の愛』と『厳父(げんぷ)の厳(きび)しさ』があると述べている。『慈母とは、たとえば、豊かな”幸(さち)”を育む、三陸の海であろう。だが、『厳父』と呼ぶには、この天災は”酷”に過ぎる。手加減なしの”折檻(せっかん)”さながらだ。

≪やはらかき 柳あをめる 北上の 岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに≫、啄木。被災地にはなお、悲嘆と慟哭(どうこく)がやまない。いのち萌(も)える春よ、どうか”慈母”の優しさで、みちのくを包めよ。

(ポイント・要約)
1.東北を代表する川のひとつ、北上川は、全長249キロメートルで、東日本大震災の大津波は、川を50  キロ、さかのぼったということです。
2.川の河口近くのあった、”安全なはず”とされていた、指定避難所は、想定された最高水位より高く建って
  いたにもかかわらず、津波は呑み込んでしまった、ということです。
3.波は、南三陸町の3階建て、高さ11メートルの堅固(けんご)な、防災対策庁舎の丈(たけ)を軽く超
  え、屋上でフェンスにしがみついていた職員は流された、ということです。
4.天災の手加減なしの、折檻(せっかん)である、ということです。
  ≪やはらかき 柳あをめる 北上の 岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに≫

  ・・・3月11日の水は、まだ”氷”のようだったろうか・・・いのち萌える春の優しさで、≪みちのく≫  を包んでやって欲しい、という記者の気持ちが伝わってきます。
 

『天声人語』・・・自己学習(26)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月15日(金)09時15分22秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 4月 3日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 4月 3日 『震災に懸ける言葉』

(本文)
日常というものがかくも微塵(みじん)に破壊された光景を見たことはないと、遅ればせながら被災地に入って思った。材木、瓦、ミシン、仏壇、電動歯ブラシ、家計簿、かつら、割れた便器。ありとあらゆるものがねじれ、ゆがみ、ひん曲がって、街が、集落が消えていた。

阪神大震災のときは、翌日、神戸に入った。あれほど壊れた街を見ることはもうないと思っていた。しかし・・・、『すべての言葉は”枯れ葉一枚の意味も持たない”かのようであった』。アウシュビッツを訪ねた、開高健の『うめき』が脳裏をよぎっていった。

当事者と非当事者との間にある越えがたい深淵(しんえん)。そこに懸(か)ける言葉を持ちうるのか。『(3.11.を)ただの悲劇や感動話や健気(けなげ)な物語に貶(おとし)めてはいけない』。作家の、”あさの・あつこ”さんが小紙に寄せた文の一節をさびしく、反芻(はんすう)した。

たぶん私たちも、言葉が枯れ葉一枚の意味も持たない、壊滅(かいめつ)状態から、ともに歩み出すしかないのだ。深淵を飛び越えたつもりの饒舌(じょうぜつ)は、言葉の瓦礫にすぎないとあらためて思う。

取材した気仙沼から、石巻まで、大小の良港のある”陸前”は今が早春。≪ふなばらを真っ青にぬりたてられて、うれしそうな漁船だ、鮪(まぐろ)をとりにでかけるところか、ああ春だの≫(山村暮鳥・やまむら・ぼちょう)。こうした平穏(へいおん)は今や遥かに遠い。
女川(おながわ)の町は、文字どおり無くなっていた。女性がひとり、這(は)って、形見(かたみ)を捜していた。『泣いても泣いても泣けてきて』。国をあげての長い試練となる。懸(か)ける言葉を絞り出したい。

(ポイント・要約)
1.アウシュビッツを訪れた、開高健の『うめき』の一文が紹介されています。
  ≪すべての言葉は、”枯葉一枚の意味も持たない”かのようであった≫。
2.遅ればせながら、東日本大震災の被災地に入って思ったという記者の心境が語られています。
(1)阪神大震災の翌日、神戸に入った時、≪これほど壊れた街を見ることは、もうあるまい≫と思った。
(2)しかし・・・たぶん私たちも、≪言葉が枯葉一枚の意味も持たず≫≪深淵を飛び越えたつもりの饒舌さ
   えも、言葉の瓦礫に過ぎない≫、と思う。
3.気仙沼、石巻・・・陸前の港々は、平穏が遥かに遠く・・・女川(おながわ)の町は、すっかり無くなっ
  ていた、ということです。

私ごとになりますが、女川は、石ノ森章太郎氏のキャラクターの”飾り付け”が、駅とその前から伸びた商店街があって、100メートルさきで更に、斜めひだりに曲がって伸びていた・・・その通りを歩いたことが思い出されます。
その町並みごと、消えてしまったのだろうか・・・想像に苦しみます。
 

『天声人語』・・・自己学習(25)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月14日(木)20時12分54秒
返信・引用
  ・2011年 3月30日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 3月30日 『≪最悪の事故≫の戒め』

(本文)
放射能を封(ふう)じ込める作業が放射能を広げ、時と労力を奪う。福島の原発事故は、ひとたび暴走した巨大システムの怖さを教えている。現場の死闘に心から声援を送りながらも、『がんばれ東京電力』の声に力が入らない。
『津波が想定を大きく超えた』という。早い話が、東電の想定が間違っていた。地球や自然への畏敬(いけい)が足りず、結果として津波に負ける原発で海辺で動かし続けた。天災が暴(あば)いた人災である。

福島第一の記録映画は、『この地は数百年にわたり、地震や津波で大きな被害を受けていません』と胸を張る。全電源が長らく使えない事態も見込んでいなかった。想定の甘さは、『千年に一度』が無残に証明した。
『最悪の事故が起こるまで、人は何をしていたのか』(J・チャイルズ著・高橋健次・たかはし・けんじ・訳、草思社・そうししゃ)に、興味深い一文がある。『起こるはずがないと思いたい災難の多くは、怒りえないのではなく、起こるまでに時間がかかるだけのことである』。

多くの学者が国策になびく中、脱原発を貫いた、高木仁三郎(たかぎ・じんざぶろう)氏が、ご健在ならばと思う。11年前、亡くなる年の講演で、『私はそもそも、原子力は電力として使うには、無理なエネルギーだと感じていました』と語った。

『それがある種の政治的圧力により、強引(ごういん)に電力供給の主流に乗せられようとした』。科学とは、市民の不安と共有し、その元(もと)を取り除き、人々の心に希望の火を灯(とも)すものであるべきだと、氏は力説した。電力業界は論敵(ろんてき)の視座(しざ)から出直すしかない。『最悪』を免(まぬが)れ、原発という科学が残ればの話だが。

(ポイント・要約)
1.福島の原発事故は、巨大システムの暴走の怖さを教えている、ということです。
2.≪津波が想定を大きく越えた≫≪起こるはずがないというのは、起こるまでに時間がかかるだけである≫

・・・事が起きてから、いろいろ口にする人がいます。
さすがに、≪安全の神話≫とおいう言葉を口にする人はいなくなりました。
何故か、≪安全の基準値が見直(変更)された≫ようです。
目に見えるものとして、≪海岸の防潮堤が高くなりました≫

本質的に・・・いったい、何が、何ほど・・・改善できたのか・・・???
 

『天声人語≫・・・自己学習(24)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月13日(水)12時44分17秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 3月27日 『朝日新聞・天声人語・コラム文』・・・です。

・ 3月27日 『必要者に譲る度量』

(本文)
どの国や民族にも人々の”襟(えり)”を正させる話がある。英国では、16世紀のフィリップ・シドニー卿の逸話が名高いそうだ。文武両道に秀(ひい)でた高貴な人物で、スペインとの戦争で従軍して、足に重傷を負った。

戦場から後方へ送られる途中、あまりの渇きに水を求めた。手にした水筒を口に当てようとしたとき、瀕死の一兵士がじっと見つめているのに気づく。シドニー卿は、自分は飲まないまま、水筒を手渡して言った。『汝(なんじ)の必要の方が大きい』と。友人による伝記が伝える話だという。

水道水から基準値を超す放射性ヨウ素が出た東京で、店からペット・ボトルの水が消えた。
その後基準値を下回ったため、都はいったん乳児の摂取制限を解除した。だが福島原発の事故は予断を許さない。幼子のいる親は気がやすまるまい。

『ただちに影響はない』が政府の”常套句(じょうとく)”だが、人生は長い。『のちのちの影響』を誰もが心配する。影響を受けやすいのは乳児である。品薄(しなうす)は関東の他県でも著(いちじる)しい。大人は『汝(なんじ)の必要の方が大きい』と譲る度量をみせたいものだ。
奪い合えば無くなるものも、分け合えば足り、譲り合えば余る。この夏の関東圏は電力が大きく不足するという。冷房は熱中症が心配なお年寄りが優先となろう。それぞれの便利や快適を少しずつ削って差し出し合う意識がいよいよ大事になる。
被災地の辛抱強さ、規律正しさは世界を驚かせている。異国の故事に求めなくとも、胸を打つ話を日々伝え聞く。助け励ますべき後方が取り乱していては申し訳ないと、わが肝(きも)に銘じる。

(本文・ポイント)
1.16世紀のスペイン戦争時の逸話が紹介されています。
  (1)戦闘で負傷した、英国のフィリップ・シドニー郷が戦場から本国へ送り還される時・・・
  (2)喉の渇きを覚え、従卒に水を求めたのでしょう。
  (3)手にした水筒を口にしようとしたところ、近くにいた、一兵士が、ジッと郷を見つめていまます。
  (4)郷は、『その兵士は自分以上に、水を必要と強いる』、として、水筒を手渡し、水を与えた、とい     うことです。

2.水道水から基準値を超す、放射性ヨウ素が検出された東京の、あちらこちら店頭から『ペットボトルの
  水』が姿を消した、ということです。
3.必要なものでも、≪分かち合えば足りる≫、のに・・・必要性の高い人に譲り合う気持ちを持ちたいもの
  である、という意見なのでしょう。
 

『天声人語』・・・自己学習(23)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月12日(火)08時35分22秒
返信・引用
  ・2011年 3月24日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 3月24日 『見えない敵の不安』

(略)
東京23区などを賄(まかな)う浄水場(じょうすいじょう)の水道水から、基準を超える放射性ヨウ素が検出され、都は放射線に敏感な乳児に飲ませないよう呼びかけた。福島第一原発事故の仕業(しわざ)らしい。
『長く飲んだ時の健康被害を考えたもので、代(か)えがなければ飲んでも構わない』というから、慌(あわ)てることはない。しかし、赤ちゃんのいる人は不安だろう。自分をおいても我が子の健康、というのが親心である。

すでに、福島県産のホウレンソウやキャベツなどから、放射性物質が見つかり、出荷が止まった。政府は『食べないで』と念を押す。原発の沖でも放射能が検出され、海産物の具合も気にかかる。

原発への放水作戦を指揮した、東京消防庁の隊長さんが話していた。『いつもは目の前の人を救う仕事だが、今回は放射能という見えない敵がいるだけ。後ろの国民を救うという、初めての経験でした』。見えぬ敵は空を飛び、雨粒に紛(まぎ)れ、飲料水に忍び込んだ。

水にまつわる凶報(きょうほう)に、のどの渇(かわ)きを覚えて、スーパーに走った人はいないだろうか。えたいが知れないゆえに、放射能はその怖さを百倍にも、千倍にも膨(ふく)らます。たばこに酒と、過ぎると体に悪いものは、ほかにいくらもあろう。取り越し苦労もまたしかり。どうか賢(かしこ)く怖がりたい。

(ポイント・要約)
1.東京23区などを賄う浄水場の水道水から、基準値を超える放射性ヨウ素が検され、都では放射線に敏感
  な乳児に飲ませないように呼びかけた、ということです。
2.福島第一原発事故が原因ではないかと、推測されるということです。
3.長期間飲み続けた時の健康被害基準を考えたものであり、代わりがなければ、飲んでも構わない、という
  判断・基準であるということのようです。
4.福島県産のホウレンソウやキャベツからも放射性物質が見つかり、出荷停止されています。
5.原発の沖でも放射能が検出され、海産物も不安視状態です。
6.目に見えない相手であるが、≪必要以上に恐れず、パニックにならないように≫、呼びかけている状態の
  ようです。
 

『天声人語』・・・自己学習(22)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月11日(月)08時06分45秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 3月22日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 3月22日 『ボランティアの涙』

早さが身上の災害救援ボランティアらしく、ケン・ジョセフさん(54)は、地震の翌日に仙台に入った。『阪神大震災では街が残ったけれど、今度は津波が全部さらっていった。戦場よりひどい』電話の声は沈んでいた。

東京を拠点に学生らを率いて内外を回っている。父母は戦後復興のボランティアとして米国から来日、自身も東京で育った。この震災の少し前彼が持参した近刊がある。永六輔さんとの共著『日本に生まれてよかった!』(徳間書店)だ。
若者よ、上を向いて歩こうと励ます書には、『阪神』後の神戸で、復興の熱気に圧倒された経験がつづられている。”掘(ほ)っ立て小屋”の食堂や郵便局が開かれ、”がれき”の街をバイクや自転車がバタバタと走り回る光景である。

≪それは、両親が見たのと同じ、日本の原風景(げんふうけい)を見た思いであり、心が震えるような感動でした≫。欧米とは違う、アジアの活力を感じたという。『みんなが大好きな日本、きっと立ち直り、もっといい国に・・・』。電話は涙声になった。

暴動も略奪もなく、避難所には列ができる。”ケン”さんの言う日本の”美徳”に海外は驚嘆(きょうたん)の声を上げた。他方、がまん強い東北の被害者に寄り添う人も多い。『今度だけは、甘えるだけ甘えて』(残間里江子・ざんま・りえこ)さん、と。
逆境に張り詰めた心は、折れも、緩みもしよう。震えるその肩を抱こう、手足になろうと、手弁当で集まる若者に救われる。この世代を希望に、海辺の廃墟から日本の再建が始まる。無念の魂たちに、もう一度生まれたい、住みたいと思わせる国を目指して。

(ポイント・要約)
(両親がアメリカからボランティアとして来日し、日本の戦後復興にたずさわり、現在、当人も東京で災害救助ボランティアをしているという、ケン・ジョセフさんという方が仙台から、記者宛ての電話内容の紹介でしょうか・・・
永六輔さんとの共著、『日本に生まれてよかった!』の中に、『阪神』後の、神戸の復興の熱気に圧倒された、という記述があるということです)。

1.『阪神大震災では、街が残っていたけれど、仙台では、津波が全部さらっていった。戦場よりひどい』
2.『阪神では、掘っ立て小屋の食堂や郵便局、ガレキの中を走る自転車やバイクがあった』
3.『両親が(戦後、見たであろう)、日本の原風景を見ている感じがする』。
4.『暴動も略奪もなく・・・整然と列ができる避難所の光景・・・欧米には見られない日本人の美徳』
5.『震える肩を抱いて、手足になろうと、手弁当で集まる若者たち・・・海辺の廃墟からの再建が始まる』

・・・無念の思いから、もう一度生まれ、住みたい国を目指して頑張るという光景が見えたのでしょう・・・
(巧みな文章なので、読み違いがあるかも知れません・・・ご容赦願います)。
 

辻さんのもう一枚の絵

 投稿者:o-chan  投稿日:2017年 9月10日(日)22時57分14秒
返信・引用
  大分秋らしくなったので、辻さんからいただいていた枯れ木の絵を載せますね。枯れ木とおっしゃっているけれど、そういうみすぼらしさはなく、可愛らしいですね。水彩画だそうです。よく見るといろいろ見えて楽しいですね。

私もこの前のお絵描きで、はじめて風景を描きました。やっぱり子供が描いたような拙い絵になったけど、100円で買った額に入れて、うちの壁に飾ってみました。遠くから見るとまあまあです。

旅人さん、天声人語の話は毎回、とても面白く読んでいますが、私の個人的な好みをいうと、漢字のあとにカッコつきでふりがなを書いてくださっているのは、余計かなと思います。確かに難しい漢字はあるけれど、読めない字ではありません。読む、という、流れて行く作業がそのふりがなでちょこちょこ止まってしまうのは、あまり嬉しくないです。勝手な事を言って申し訳ないですが、なるだけふりがなは付けないでもらえないでしょうか。

読むたびにいろいろな事を思い出します。どうぞしばらくは続けてくださいね。

 

『天声人語』・・・自己学習(21)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月 9日(土)07時36分5秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 3月17日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 3月17日 『耐える被災地への助力』

≪行く川の流れは絶えずして・・・≫、の”方丈記(ほうじょうき)”は、達意(たつい)の筆で、無常(むじょう)をつづる。著者の鴨長明(かもの・ちょうめい)は平安末から、鎌倉初期の人物。若いときに竜巻(たつまき)や飢饉(ききん)、地震といった災害を続けざまに体験した。

1185年の元暦(げんりゃく)の大地震を克明(こくめい)に記(しる)している。『山はくづれて、河を埋(うず)み、海は傾きて陸地をひたせり』『家の内に居(い)れば、たちまちひしげなんとす。走り出(い)づれば、地割れ裂(さ)く』。そして、様々(さまざま)な天災のうちでも、『恐(おそ)れの中に恐(おそ)るべかりけるは、ただ、地震(ぢなる)なりけり』と書き残した。

その、長明(ちょうめい)が、『なごり、しばしは絶えず』とおびえた余震が、いま、東日本を不気味に揺さぶっている。テレビ映像はたびたび途切れて、緊急地震速報に変わる。長野と静岡では、震度6強の地震が起きた。そんな中で原発が煙を噴(ふ)き、被災地は雪に凍(こご)える。

悲嘆(ひたん)と恐怖が被災地を包み、首都圏は停電の不便を忍(しの)ぶ。西日本とて不安に包まれていよう。だが、勇気づけられる話も聞く。大げさな行為でなくとも、たとえば、声欄にも、胸に灯(ともしび)のともるような投書が届く。
帰宅難民であふれた東京で、配られた毛布をお年寄りに譲った若い女性。タクシー待ちの長蛇の列に、『しているだけで少しは暖かいから』とマスクを配っていた女性二人。ささやかな、ゆえに尊い、分かち合いである。

≪人とはなんて美しいものだろう。人が人であるときには≫。古代ギリシャにこんな名文句があった。黙々(もくもく)と耐(た)える被災地。一条(いちじょう)の光さえ見えない方も多かろう。近くからでも遠くからでも、私たちは『人である』ことで励ましたい。

(ポイント・要約)
(当然のことであるが、連日の東日本大震災関連のコラム文です。被害の大きさを痛感させられます)
1.『方丈記』で知られる、鴨長明が、竜巻や飢饉、地震を体験した記の紹介があります。
2.その様子が東日本大震災の余震や悲嘆の恐怖の様子と重なります。

(そんな中で)
3.帰宅難民であふれた東京で、お年寄に毛布を譲っている若い女性や、タクシー待ちの列の人たちに、マスクを配っている女性を見かけた、ということです。
4.痛みを分かち合える人たちの温かい心にふれたということです。
 

『天声人語』・・・自己学習(20)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月 8日(金)16時57分2秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 3月16日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 3月16日 『原発とダモクレスの剣』

(本文)
ダモクレスの剣の故事(こじ)は、繁栄を脅(おびや)かす危機のたとえだ。王の椅子に座ったダモクレスの頭上に、天井から髪の毛1本で剣がつるされる。いつ切れるやも知れない。ケネディ元・大統領が演説で核戦争の恐怖になぞらえ、よく知られるようになった。

同じ核分裂を原理とする原発も、その危うさを『頭上の剣』と見る向きがあった。細い髪の毛はいま、切れかかっているのか。東京電力の福島第一原発が地震で深刻な事態に陥(おちい)っている。コントロールを失う中、桁(けた)違いの放射能が観測された。

これまで、『原発の二大事故』は、米国のスリー・マイル島とソ連のチェルノブイリだった。こののち、”フクシマ”を含めて『三大』となるのは、現時点の規模でも間違いない。この一文を書いているいま、最悪を防げるかどうかの瀬戸際(せとぎわ)が続いている。

日本の原発は二重の意味で”頭上の剣”だった。なにせ、地震大国である。地盤の悪い立地を危(あや)ぶんだ、『豆腐の上の原発』という表現もあるほどだ。列島上にゆらゆらと、54本の剣がつり下がっている図を、あらためて思えば、背筋(せすじ)が寒い。
まことしやかに『安全神話』などと言う。だが神話の数だけ崩壊の悲劇があった。ジャンボ機の神話の崩壊は今も記憶に新しい。そして、テレビ越しに感じる東電の企業風土は、当時の日航にどこか通じる。正体見たりの印象が強い。
(略)

(ポイント・要約)
1.『ダモクレスの剣』という言葉は、ケネディ・元米国・大統領が核戦争の恐怖を評した言葉であるという
  ことです。
2.言葉の由来は、王の椅子に座った、『ダモクレス』の頭上に髪の毛一本で剣が吊るされ、いつ剣が頭の上
  に落ちてくるかもしれない状態のなった故事にある、というものです。
3.東京電力の福島第一原発が地震で深刻な状態を、ダモクレスの剣だと評しています。
4.米国のスリー・マイル島、ソ連のチェルノブイリに続いて、今回、福島の原発事故を併せて、『三大原発
  事故』と称しています。
5.そして、地震大国の上にあり、安全神話が崩壊した状態で、現在、『54本のダモクレスの剣』の下に、
  原発工場がある、ということです。
 

『天声人語』・・・自己学習(19)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月 7日(木)08時08分19秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 3月14日 朝日新聞・天声人語・コラム・・・です。

・ 3月14日 『大震災、分かつ日常』

(本文)
坂上二郎(さかがみ・じろう)さんの逝去(せいきょ)も、石原(いしはら)都知事の出馬宣言も、えらく前の出来事に思える。わが防災意識や人生観は、『3.11.』の前後で一変(いっぺん)した。日本に住む限り、誰もが被害者になり得る。『千年に一度』は明日かもしれないと。

もう一つ、震災で変わりそうなのは、原子力発電への”まなざし”だ。福島第一原発では、建屋(たてや)が吹っ飛んだ、1号機に続き、3号機の異変が伝えられた。関係者の禁句、”炉心溶融(ろしんようゆう)”の字が見出しになり、”安全神話(あんぜんしんわ)”は崩れた。『想定外(そうていがい)』は、言い訳になるまい。

日本の電力は、3割近くを原発に頼る。福島を欠く東京電力は、きょうから、地域ごとの『輪番停電(りんばんていでん)』を始めるという。悲しみの中で避難生活を強いられる、数十万の方々を思い、”回り持ち”の不便ぐらい、喜んで引き受けたい。
あの金曜日の前後には、まさに断層のごとく異なる日常が横たわる。震災が分かつのは、『吉凶(きっきょう)』、『安否(あんぴ)』、そして、『生と死』。所在不明者の数は、”千(せん)”の単位で増え、この地異(ちい)がいかなる数字で歴史に刻(きざ)まれるのか。見当もつかない。いまだ”事後(じご)”ではなく、”最中(さいちゅう)”である。役場や警察、消防などの行政が”丸ごと”津波にのまれ、不気味に沈黙する町が残る。自衛隊や外国の救援チームが続々と現地入りしている。連帯(れんたい)に頼り、善意(ぜんい)と使命感にすがる日々がしばらく続く。

地震の規模は、マグニチュード、9.0に上方(じょうほう)修正された。現代文明が経験した地殻変動(ちかくへんどう)では、?五指(ごし)”に入る破壊力である。来たるべき?東海”や?首都直下”の大地震では、あえて”想定外”を想定したい。眼前の現実を学ばねば、平穏(へいおん)を断たれた人が浮かばれない。

(ポイント・要約)
1.3月11日に発生した、東日本大震災に伴って、防災意識や人生観が変わった気がするということです。
 (1)日本に住む限り、誰もが被災者になり得る。
 (2)千年に一度は、明日かも知れないという感覚がもてる。
 (3)安全神話などない。
 (4)想定外などという言い訳は許されない。
2.地域の行政が、丸ごと飲まれ、自衛隊、国際支援、ボランティアが現地で、連帯と善意の最中にある。
3.地震の規模が、マグニチュード・9.0に上方修正され、現代文明が経験した、五指に入る地殻変動の破  壊であった。

  過去のこととして、仮に語り継がれていたことがあったとしても、果たして、実感があっただろうか。
  ・・・それでも、長く記憶に留め、語り継がなければならないことなのでしょう。
 

チョッと、趣向を変えて・・・

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月 7日(木)07時29分8秒
返信・引用 編集済
  いつもは、『朝日新聞・天声人語・コラム』に関連した、所感を書いていますが、チョッピリ、目先を変えて
・・・『読売新聞・編集手帳・コラム』を拾ってみました。

本日の、『編集手帳・コラム文』、です。

(本文)
若い大名には何事も人に劣(おと)った記憶がない。幼年時代からそうだった。破魔弓(はまきゅう)、蹴鞠(けまり)・・・。習字の筆をとれば、右筆の老人が膝頭をたたいて称賛した。菊池寛(きくち・かん)の、『忠直卿行状記』である。

≪家老たちは、今までにその幼主の意志を、絶対のものにする癖が付いていた≫。
一緒にしては反発が出ようか。都民ファーストの会にとって、都議会後初の本格的な論戦の舞台となった都議会臨時会が閉会した。
知事への礼賛一色だった。そんな感想を聞く。
『政治家としての柔軟性を発揮した』『真に安心安全を守ることにつながった』。市場移転問題を巡る知事の対応を、この会派の議員は口々に称(たた)えた。お追従と言っては失礼かも知れない。

知事は民意の信任を得た東京の舵(かじ)取り役である。議員も都民に選ばれて今の立場にある。若君と臣下の関係と本来同じであるはずもない。
『会社に対する忠誠心と社長に対する忠誠心とは違って然(しか)るべき』とは、作家の城山三郎(しろやま・さぶろう)さんの言葉である(『静かに、健やかに、遠くまで』)。
東京のためにか、知事のためにか。20日には定例会が始まる。忠誠心の行方が改めて問われよう。

(・・・さすが! ご用聞き新聞・読売!・・・である。)
≪国政≫に関した、『皮肉文』として読ませてもらいました・・・笑えます!
 

渡りをする蝶・オオカバマダラ

 投稿者:鳥星  投稿日:2017年 9月 6日(水)14時20分54秒
返信・引用
  渡りをするオオカバマダラ。
中米と北米の間数千キロを世代を重ねてを行き来するオオカバマダラ。
2007年バンクーバーのMr.Fujitaより贈られたもの。
動画は↓
https://www.youtube.com/watch?v=r7_7ylWZ18Q
上の画像はオオカバマダラ。
下の画像は沖縄のスジグロカバマダラ(よく似ている)。
 

『天声人語』・・・自己・学習(18)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月 6日(水)07時44分38秒
返信・引用
  ・2011年 3月13日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 3月13日 『国の地力が試される』

(本文)
一時(いっとき)まどろんで、夢であってくれと思った。でも心身(しんしん)は正直だ。
余震とも、身震いともつかぬ揺れが抜けない。東北の被災地まで及ばない想像力に代わり、CMの消えたテレビが、翌朝の現実を伝えた。

岩手県から福島県にかけての太平洋岸は、水火(すいか)に攻められ、ほぼ壊滅(かいめつ)状態という。凍る街に船が転がり、畑に車が散乱する。潮は引かず、逃れ来た屋上は孤島(ことう)と化(か)した。避難所にたどり着いても家族はちりぢり、食料や日用品は足りない。死者、不明者は1500人を超えて、増え続けている。

福島県下の原発では、急場(きゅうば)に炉心(ろしん)を冷やす装置が使えなくなった。住民が避難する中、放射能が漏れ、建屋(たてや)が爆発する不穏(ふおん)な事態に。非常時ほどありがたい電気だが、危(あや)うい綱渡(つなわた)りの産物と思い知る。
東京では数万の帰宅難民が出た。夜の甲州街道を新宿方面から郊外へと、早足(はやあし)の人波が車道にはみ出して動いていた。ベビー・カーを押す男女がいる。黄色帽にランドセルの少女がいる。都心の公共施設で夜を明かした人も多い。

自民党幹部は『全面協力する。与党のやりたいようにやって』と、民主党に政治休戦を伝えた。卒業式や入試、各種の催(もよお)しも延期や中止となった。あまたの教訓は後回しでいい。日常をいったん断ち切り、まず国を挙げての救援活動だ。
政治が迷い、経済はまだもろい。そこに『観測史上最大』である。テレビを抱(かか)えて揺れながら、揺られるしかない無力が悔(くや)しかった。人は弱い、弱いから支(ささ)え合うほかない。長い災害の歴史が、日本という国の地力(じりき)を試(ため)している。

(要約・ポイント)

(夜明かしをした、職場に備えつけてあるテレビを見ながら、記者が筆をとっている様子が目に浮かびます)
1.CMのない、テレビ映像が続いています。
 (1)岩手県から福島県の太平洋岸の壊滅状態です。
 (2)船が転がり、畑に車が散乱しています。
 (3)潮が引かないビルの屋上の孤島状態。
 (4)食料・日常品も足りない、避難所に集まった人、人、人・・・。
 (5)死者・不明者が、みるみるうちに増えていきます・・・等々
2.卒業式や入試、各種の催しや、あまたの教訓も中止・後回し、日常を一旦断って、救援活動です。
3.福島県下の原発で、建屋が爆発、放射能漏れるるという不穏な状態となります。
4.そして、遠く離れた東京でも、数万人規模の帰宅難民の徒歩の列ができたというニュースです。

・・・忘れないようにしなければなりません・・・
あまた、繰り返される災害です。自分がその中に含まれていないことが、不思議と思うことさえあります。
 

『天声人語』・・・自己・学習(17)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月 5日(火)07時51分52秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 3月12日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 3月12日 『日本列島を襲った巨大地震』

(本文)
テレビの画面を正視することができなかった。がれきと海水の混(ま)じり合った津波が、濁流(だくりゅう)のように家を、畑を、道路を呑(の)みこんでいく。走っている車に波がのしかかる。ああ、だれが乗っているのだ。おとうさん? お母さん? 兄さん、姉さん? ・・・だれかにつながる、かけがえのない命が呑(の)まれていく。

マグニチュード、8.8の猛烈な揺れ。被害はどれほど広がるのか。震源から遠い東京でも、震度5強で揺れた。黒煙(こくえん)を上げるビルが職場の窓から間近(なぢか)に見える。この?一文(いちぶん)”を書いている間にも、大地は不気味に揺れ続けている。

三陸地方は津波の常襲地(じょうしゅうち)とされる。過去の幾多の犠牲と引き換えにつくられた様々(さまざま)な手だても、自然の猛威に破られた。天変地異(てんぺんちい)の脅威(きょうい)をあらためて思う。各地の爪痕(つめあと)の少しでも小さいことを、ただ、ただ祈る。

日本列島はプレートのぶつかり合う上に乗る。その危うさを物理学者の、寺田寅彦(てらだ・とらひこ)は、『国土全体が一つのつり橋の上にかかっているようなもの』とたとえた。
『つり橋の鋼索(こうさく)が、あすにも断(た)たれるかもしれない』と警鐘(けいしょう)を鳴らした。その鋼索(こうさく)が切れた。

気象庁によれば、東北沖から関東沖まで、数百キロにわたって断層が動いたようだ。点ではなく、線である。予想される、東海地震や東南海地震に匹敵する巨大地震が起きた。明治以来の観測史上、国内最大という。
夜が明ければ、さらなる被害が確かめられよう。生命、財産、故郷の町並み。失われたものの大きさに打ちのめされる人たちとの絆(きずな)を失うまい。こんなときにつなぐための手が、私たちの心にはある。

(本文・ポイント)
(・・・信じられないような、テレビの映像を見ながら、記者の方が筆を執ったのでしょう・・・)
1.ガレキと海水の混じり合った津波が濁流となって、家や畑や道路を呑み込んでいきます。
2.走り去ろうとしている車に、波が誰かが運転したまま呑み込んでしまいました。
3.遥か遠い、職場のビルで、一文を書いている間も、床が揺れ動いています。
4.マグニチュード、8.8の、強烈な揺れ。震源から遠い東京でも、震度5強で揺れ続け、ビルの窓越しか
  らは、あちこちで黒煙がのぼっているのが見える。
5.予想されていた、東海地震や東南海地震に匹敵する巨大地震が、東東北沖から関東沖、数百キロにわたっ
  て、断層が動いた、というものです。

  ・・・皆さまも、ご承知の通りです・・・夢でもなく、映画の中のものでもありません・・・
 

標本箱へ

 投稿者:鳥星  投稿日:2017年 9月 4日(月)11時46分3秒
返信・引用 編集済
  キアゲハの♀と整理中の標本箱  

『天声人語』・・・自己・学習(16)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月 4日(月)09時08分29秒
返信・引用
  ・2011年 3月10日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 3月10日 『東京大空襲から66年』

(本文)
飛行機による大西洋単独横断のリンドバーグは、米国が第2次大戦に参戦するのに反対して世論の袋だたきにあう。ナチスと近いなど、様々(さまざま)にあげつらわれたが、愛する飛行機が空前の大殺戮(だいさつりく)をもたらす悪夢を予測したのが理由だった。

的中(てきちゅう)は歴史が証明している。わけても、無差別爆撃でおびただしい市民が殺された。ドイツ軍のゲルニカ空爆に始まり、日本軍による重慶(じゅうけい)、連合国軍によるドレスデン・・・。惨禍(さんか)の延長線上に東京大空襲があった。下町を焼き尽(つく)した戦災から今日で、66年がたつ。

こうした空襲を軍事評論家の、前田哲男(まえだ・てつお)さんは、『眼差(まなざ)しを欠いた戦争』と言う。殺す側も殺される側も互いを見ることがないからだ。機上の兵士には『苦痛にゆがむ顔も、助けを求める声も、肉の焦(こ)げるにおいも、一切伝わらない』
(『戦略爆撃の思想』)のである。

加害の意識は薄らぎ、殺戮(さつりく)のむごさだけが増幅する。その究極が広島・長崎だった。そして今、実際に飛行機にも乗らず、遠い他国に爆弾を落とせる時代になった。
兵士は家族と食事を済ませて出動し、基地にある『操縦席』で無人機を遠隔操縦する。アフガンの戦場で敵を攻撃し、ミサイルや爆弾を打ち込む。勤務が終れば、子どものサッカー試合を見に出かける。米国の現実の話である。

基地から戦場までは、約1万2000キロ。無差別爆撃の非人間性とはまた違う、無機的な、背筋が冷たくなる光景だ。殺したり、殺されたりするように人をあててきた歴史に、人はいつか決別できようか。犠牲者を悼(いた)みつつ、平和を願う。

(ポイント・要約)
1.飛行機で大西洋単独無着陸横断を果たした、リンドバーグが≪飛行機を活用しての、大殺戮を予測して≫  米国の第2次世界大戦への参加に反対した逸話の紹介があります。
2.予測にたがわず、飛行機を利用した爆撃、惨禍が紹介されています。
 (1)ドイツ軍による、ゲルニカ空爆
 (2)日本軍による重慶爆撃
 (3)米軍による、東京大空襲・・・そして、広島・長崎への原爆投下
   (今日は、3月10日は、東京大空襲から、66年であるということです)
 (4)無人機による、アフガニスタン爆撃
3.機上の、あるいは無人機を遠隔操縦する兵士には、地上の『苦痛にゆがむ顔、助けを求める声、肉の焦げ  る臭い≫は、伝わってこない・・・背筋が冷たくなるような、近代戦争の実態であろう話です。

  ・・・双方の国の、『政治家・軍人』は、どんな思いだろうか・・・と考えます。
 

9月MB会ご案内

 投稿者:秋月 孝介  投稿日:2017年 9月 3日(日)19時17分43秒
返信・引用
   9月になりました。
 国際的には騒々しい日々が続いていますが、
 我々佐高メンバーは楽しい活動を継続したいものです。

 佐高メンバー行事では、
 今月は「那須での一泊ゴルフ会(ふーけもん会)(佐賀よりも
 多数の参加者があります)」、10月は「関東地区同期会」や
 「斜光22号発行」などイベントが続きます。

 MB会の方も益々盛んで、先月よりは大物新人女性が入会されました。
 腕前は相当なレベルですので、従来よりの女性メンバーの方々も
 頑張らなければいけません。

 本日は9月MB会のご案内です。
 下記日程で実施致します。
 皆様の参加をお待ち致します。

 参加可否を田村嬢か秋月までお知らせ願います。

9月日程;
1.日時;9月18日(月)11:00~
     (希望者は10;30~行います)
       今月は土曜日ではなく、月曜日(祭日)です。

2.場所;田村嬢宅(新居、馬込駅より徒歩3分)
     新居への道順が判らない方は馬込駅より電話して下さい。



 

『天声人語』・・・自己・学習(15)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月 3日(日)13時55分25秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 3月 5日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 3月 5日 『時速300キロの功罪』

時速270キロを売り物に、東京~新大阪、間に『のぞみ』が登場したのは、19年前だ。鉄道紀行の先駆(せんく)、宮脇俊三(みやわき・しゅんぞう)さんの試乗記にある。『乗りなれた新幹線だから、従来の限界を突破したことはわかる。”ギクッ”と、いままでにない硬質(こうしつ)な横揺れもあり・・・』。

帰途(きと)は、『ひかり』だった。『規定』の210キロで走っているのに、『徐行』のように感じられる。困ったことになった』。鉄道ファンの高揚(こうよう)と旅情がそがれる旅作家の未練。あれこれ、混然(こんぜん)の『困った』であろう。

東北新幹線にきょう、時速300キロの新型車両『はやぶさ』が走り出す。東京~新青森間は3時間10分に縮(ちぢ)まり、2年後には速度を20キロ上げて、もう5分短縮という。座席でくつろぐ時間は、こうして前後の旅程(りょてい)に振り向けられる。
1週間すると、九州新幹線の鹿児島ルートが全線開業の運びだ。新大阪~鹿児島中央間を結ぶ『みずほ』は3時間45分。これで青森から鹿児島まで2000キロ超が新幹線でつながり、乗り通せば10時間台の旅となる。

宮脇(みやわき)さんは、『東海道中膝栗毛(ひざくりげ)』などを引き合いに『旅の価値の大半は”道行(みちゆ)き”にある』と力説した。車窓の移ろいや駅弁の味、同行や土地の人との語らい。目的地という点よりも、そこに至る線こそが“旅”であると。

飛行機との競争もあって、日本の鉄道は点から点へと、どんどん速くなった。正確で濃密(のうみつ)な幹線のダイヤは芸術的でさえあるが、車中を楽しむ『線の旅』はますます難しい。せめて心の片隅に、各駅どまりを愛(め)でる”ゆとり”を残しておきたい。人生という長旅にも。

(ポイント・要約)
1.鉄道紀行の先駆、宮脇俊三氏の紀行文からの引用ということです。
  (1)19年前、東京~大阪間を走る、『のぞみ』に乗車した時、時速・270キロが売り物だったの
    で、いままでにない、≪ギクッ!≫、としたスピードの横揺れを感じた。
  (2)帰路は、時速・210キロの『ひかり』に乗車したが、≪徐行≫運転のように感じた。
2.きょう、2011年 3月 5日、時速・300キロの新型・新幹線、『はやぶさ』が東北新幹線のお目
  見えする、というニュースです。
3.宮脇俊三氏は『旅の価値の大半は、目的地という点よりも、道中にあり、≪車窓からの移ろい≫≪駅弁≫
  ≪同乗者との語らい≫、である・・・とも語っているそうです。

  ・・・確かに、そんな楽しみもあります・・・旅人は、贅沢(ぜいたく)なのです・・・。
 

Collection17

 投稿者:鳥星  投稿日:2017年 9月 2日(土)21時33分6秒
返信・引用
  鉛筆・透明水彩、コラージュとフロッタージュで。  

『天声人語』・・・自己・学習(14)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月 2日(土)07時45分28秒
返信・引用 編集済
  ・O-Chan へ・・・

小生の『天声人語』書き込みに興味を持って頂き有難うございます。
ご承知のように、同人誌・『言の輪』に、出来るだけ、≪自分で納得できるような随想文≫を書けるようになりたいという願いから、≪天声人語≫を何度もしっかりと読み、≪学びたい≫という気持ちで、心の中を整理しています。
2011年からの、≪転写≫文なので、全文というわけにはいきませんので、適当に抜き書きしています。
(・・・ポイントをしっかり探して・・・少しは、≪学び≫になるかも知れません・・・)

・2011年 3月 3日 朝日新聞・天声人語・・・コラム文です。

・ 3月 3日 『"アホウドリ”という酷名』

(本文)
空を舞う姿は”優(ゆう)”にして”美(び)”。だが地上に降りれば”ヨタヨタ”不細工(ぶさいく)な”アホウドリ”を、フランスの詩人、ボードレールは、自らに重ねた。詩魂(しこん)は天に羽ばたくが”俗(ぞく)”にまみれた”人界(じんかい)”では、何といきづらいことか・・・と。

その”名詩(めいし)”を、明治の文学者、上田敏(うえだ・びん)は、≪波路(なみじ)遥(はる)けき 徒然(つれづれ)の 慰草(なぐさめぐさ)と 船人(ふなびと)は、八重(やえ)の潮路(しおじ)の海鳥の ”沖の太夫(おきのたゆう)”を 生擒(いけど)りぬ・・・≫と評している。

”アホウドリ”の名は、地上でたやすく捕まるためにつけられた。それを古名(こめい)の『沖の太夫(おきのたゆう)』にあらためようという意見を、東京の声欄(こえらん)で読んだ。
かつては、”バカドリ”とも呼ばれたという。古くは海上に、”蚊柱(かばしら)”ならぬ、『鳥柱(とりはしら)』が立つほど数がいた。だが明治半ば以降、羽毛(うもう)を取るために乱獲(らんかく)され激減する。いったんは絶滅が報告された。
思えば”アホウ”も、”バカ”も、人間の愚行(ぐこう)こそあてはまる。
人間の怖さを、絶海(ぜっかい)の孤島(ことう)に生きるこの鳥は知らなかったらしい。翼を広げれば、2メートルを超える。風を得て、何万キロを悠々(ゆうゆう)と飛ぶ。
『海の美女』とでもいった意味の『オキノタユウ』の響きは、雄姿にふさわしく思われる。
その一方で、由来(ゆらい)や当否(とうひ)はともかく”アホウドリ”の名は、なじみ深い。

(略)
この鳥を研究する、東邦大の長谷川(はせがわ)教授も”改名(かいめい)”を呼びかける。講演会などで由来(ゆらい)を知ると、子供たちは悲しい顔になるそうだ。酷(こく)な名は、”悲史(ひし)”をとどめる名でもあろう。論議の輪が広がればいい。

(ポイント・要約)
1.フランスの詩人、ボード・レールの、≪アホウドリ評≫、でしょうか・・・
  ≪空を舞う姿は、”優”にして”美”。だが地上に下りれば、”ヨタヨタ”不細工な・・・≫
2.その評についての、上田敏の『訳詩』であるということです。
  ≪波路遥けき、徒然の慰草と船人は、八重の潮路の海鳥の、『沖の太夫』を 生捕りぬ≫
3.優雅に飛ぶさまは、『海の美女・・・オキノタユウ』、だが、陸の上では、『ヨタヨタ・・・アホウド  リ』、ということです。

4.乱獲によって激減してしまった・・・保護策を呼びかけるとともに、呼び名も、『オキノタユウ』に戻し  てやりたい・・・という声なのでしょう。
  (・・・両翼を広げた時の・・・2メートルの飛翔・・・間近で眺めてみたいものです・・・)
 

8月の日々の行動です・・・

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月 1日(金)19時15分17秒
返信・引用
  8月も、日々順調に、暑さを乗り切れました。

1.独り朝食準備・・・・・・・ 31日
2.パソコン操作・・・・・・・ 31日
3.掲示板書き込み・・・・・・ 16日
4.図書館通い・・・・・・・・ 22日
5.散歩・・・・・・・・・・・ 15日
6.読書・・・・・・・・・・・  2日

・・・順調な日々でったと思っています。

 

「言の輪」52号発刊のお知らせ

 投稿者:新風児  投稿日:2017年 9月 1日(金)11時06分34秒
返信・引用 編集済
  昨日、8月31日、予定通り「言の輪」夏季52号が発刊されましたのでお知らせいたします。
今回は、同人言の輪の”辞書”と言われる秋たけるさんが担当し「続ける、続く。」がテーマです。

今回は、これまでの製本作業の中では最もスムーズに行われ、間違いが非常に少なかったのが印象的でした。これはひとえに会員の方々が要領を良く分かっている事に加えて、最新式のコピー印刷機でやったので、とてもスピードが速く、間違いが全く無かった為でしょう。おかげでとてもリラックスして作業をしている写真をご覧ください。和気あいあいの中の楽しい発刊となりました。

色々な差し入れが有った中で、震災や豪雨被害で今でも復興に励んでおられる熊本出身の同人、熊本太郎さんが栽培、収穫された大きなおいしい梨を皆に頂きました。この紙面で、心からお礼を申します。と同時に、被災者の方々に、重ねてお見舞いを申し上げます。

52号をご注文をいただいている方には間もなくお手許に届くはずですので今しばらくお待ちください。

ページ数全66ページ。内訳は、小説(6)やエッセイ(6)の本文が12人、読者を含んでの(CW)クリエテイブ・ライテイング コーナーでは7人が投稿された、短歌、俳句、和歌、都々逸など、盛り沢山の秀作揃いです。110冊を印刷しましたが、殆ど予約されている方への発送用で、僅かな予備しか有りません。

又手際よく、同人の純子さんが作品集をアップされていますので、興味のある方、郵送をお待ちの方や、海外でお待ちの方は「言の輪掲示板の作品集」でご覧いただけます。

以上、新風児記

 

ナチュラル

 投稿者:スイート  投稿日:2017年 9月 1日(金)09時54分38秒
返信・引用
  1年振り(?)に投稿しています。

変わり者の夫が始めた麻雀クラブ「ナチュラル」の参加者が昨日は32名(8卓)でした。
雀卓を8卓(ポケットマネー)購入していたので、開設して6か月めで、フル活用が出来たと喜んでいました。もっとも、9月までは無料だというせいかもしれません。
 10月からは、半日100円いただくことにしていますので、ここまではいかないかもしれません。
 これはセンター使用料や事務費となります。週4日も開設しているので、私は食傷気味だし他の事がおざなりになるので付き合いきれません。でも、やる気満々の方々は結構いられて、ご夫婦など4組を含めて時間前に会場到着となっています。
 午前9:00~午後4:30まで私はよく疲れないものだと感心しています。

参加すると、新たな出会いで人間ウオチャー、勉強にはなりますね。
 

『天声人語』・・・自己学習(13)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 9月 1日(金)08時38分7秒
返信・引用
  ・2011年 2月24日 朝日新聞・天声人語・コラム文・・・です。

・ 2月24日 『ニュージーランドの地震』

防衛大学校長の五百旗頭真(いおきべ・まこと)さんは、阪神大震災のとき、神戸大学の教授だった。『すさまじい揺れの恐怖を、大地の悪魔は突然、家を持ち上げ、地面にたたきつけ、両手で家を引き裂(さ)こうとした』、と語っている。そして思ったそうだ。『本気で殺しに来ている!』。

ニュージーランドを襲った地震も同じ”直下型”だった。揺れの加速度は阪神を上回るという。美しい街、クライスト・チャーチの恐怖はいかばかりだったか。大地の悪魔は70人を超す命を奪い、なお300人の安否がわかっていない。
人気の渡航地だけに多くの日本人が居合わせた。今も多くと連絡が取れない。ひときわむごい、ぺしゃんこのビルには、富山市の外国語専門学校の学生たちがいた。この瞬間にも、異土(いど)のがれきの下で細(ほそ)る命の灯(ひ)がある。想像するのはつらい。

(略)

去年亡くなった歌人(かじん)の竹山広(たけやま・ひろし)さんに、阪神大震災を詠(よ)んだ一首がある。≪居合はせし、居合はせざりし、ことつひに天運(てんうん)にして、
居合はせし人よ≫。そのときそこに『居合わせた人』よ・・・。鎮魂(ちんこん)の調(しら)べは、自身の長崎での被爆体験が、”根(ね)”にあるという。
居合わせる運命に人知(じんち)は及ばない。しかし今、悲運から命を救えるかどうかには、人知(じんち)は及ぶ。希望を捨てず、一人でも多い救出を諦(あきら)めるべからず。ねばり強く、一秒でも早く、を現地に願う。

(ポイント・要約)
1.阪神大震災の時、神戸大学の教授をしていた、五百旗頭真(いおきべ・まこと)、防衛大学校長の、当時  の体験・感想文が紹介されています。
  ≪(略)・・・大地の悪魔が突然、家を持ち上げ、地面にたたきつけ、両手で家を引き裂こうとし
   た・・・≫。
2.今般、ニュージーランドを襲った地震も、≪阪神≫と同じ、『直下型地震』だということです。
3.70人超の人が亡くなり、なお300人の方の安否がわかっていないというニュース。人気の渡航地で、
  富山市の外国語専門学校の学生さんたちが多数居合わせていたという情報です。

4.既に、故人となられた、竹内広さんが、阪神大震災の時の感情を詠んだ詩が、『居合わせた人よ』が紹介されています。
・・・人知の及ばない・・・その場に居合わせた、運命の人よ・・・
(・・・特に、≪これから≫・・・という若い人たちの受難を聞くのは、つらいものですね・・・)
 

今日は、3ケ月毎の、定期検査日でした・・・

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 8月31日(木)17時45分45秒
返信・引用
  『PSA』(前立腺特異抗体)検査結果です。

            (ng/ml)

2016. 3.10. 0.022
      6. 9. 0.028
      9. 1. 0.051
     11.24. 0.076
2017. 2.22. 0.101
      5.25. 0.125
      8.31. 0.176

次回、≪0.2≫に達したら、その後、放射線療法を考えましょう、と言われています。

(予想された通りで推移しています)
 

『天声人語』・・・自己学習(12)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 8月31日(木)13時28分53秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 2月22日 朝日新聞・天声人語・コラム文です。

・ 2月22日 『空きっ腹と、マネー・ゲーム』

(本文)
シベリア抑留(よくりゅう)で辛酸(しんさん)をなめた、三波春夫(みなみ・はるお)さんがかつて、10歳若い、永六輔(えい・ろくすけ)さんと対談した。
(略)三波『永さんは、飢えたことがありますか』・・・(略)・・・三波『永さん! 飢えたのと、腹が減ったのは違います』(『言わねばならぬッ!』・NHK版)。
飢えにせよ空腹にせよ、日本人がひもじさを忘れて久しい。だから実感に乏しいが世界で食料価格の高騰(こうとう)が深刻だ。食べるに事欠く人々が急増している。

世界銀行によれば、高騰(こうとう)のために昨年6月以降、世界の最貧困層(さいひんこんそう)が推計で4400万人増えたという。育ち盛りも大勢いよう。貧しい国、弱い人々ほど打撃が大きい。お決まりの非情の構図である。
自然災害や新興国の需要拡大が理由としてあがる。もう一つが投機マネーだ。いっとき頭を低くしていたが、またぞろ鎌首(かまくび)をもたげて穀物相場に流れ込む。大勢を空きっ腹(すきっぱら)にさせての?ボロもうけ”など、どこか間違っていないか。

(略)
チャップリン映画、『独裁者』のヒューマンな演説に次の一節がある。『地球上には、みんなが生きていけるだけの余裕はあるのです。大地は豊沃(ほうよく)で、すべての人間を養(やしな)うことができるのです』。『だが貪翌(どんよく)が人間の魂(たましい)を毒し・・・』、と演説は続く。

映画の当時、23億だった世界人口は、今世紀半ばに90億を超す。飢えと飽食(ほうしょく)を均(なら)し、奪い合わずに分け合う”モラル”なしに、地球は平和に回るまい。貪欲(どんよく)なマネー・ゲームや穀物メジャーに、さて、自覚はありや。

(要約・ポイント)
1.シベリア抑留を体験した三波春夫さんが、10歳若い、永六輔さんとの対談で口にした、話題が紹介され
  ています・・・『飢えたのと、腹が減ったのとは、違いますよ』。
2.世界銀行の推計で、世界の最貧困層が貧しい国、弱い国で急速に増加しているというニュースです。
3.その要因として、自然災害や新興国の需要の拡大のほかに、≪投機マネー≫による、穀物相場の高騰があ
  げられている、ということです。
4.続いて、チャップリンの映画、『独裁者』の有名な『演説・名スピーチ』が紹介されています。
  ≪地球上には、みんなが食べて、生きていけるだけの余裕はあるのです。大地は豊沃で、すべての人間を  養うことができるのです・・・≫。

 ≪飢え≫と≪飽食≫を均(なら)し、奪い合わずに、分け合う気持ちを持とう、と呼びかけています。
 

旅人さんと吟遊さんの書評

 投稿者:o-chan  投稿日:2017年 8月30日(水)18時49分15秒
返信・引用 編集済
  旅人さんの「天声人語」は新聞をとらなくなって久しい私にとって、とても懐かしい話です。そこから転じての旅人さん自身の意見も面白いし、世事に疎い私にはとてもありがたい掲載です。どうぞ続けてくださいね。

吟遊さんの「今月の本」は続くという意味では一体何回めか、万華鏡を立ち上げた時からの掲載で、一回も休載がないという凄さです。

今回は増えていく老人の力こそ、これからは私たち自身自覚し、どう世の中で生かしていくかを考えなくてはと思わせる本のようですね。ただ、のんべんだらりと過ごすのではなく、私たちが残す平和な未来を若者たちが享受出来るように、積極的に色々な方法で政治や社会に参加しなければ、と思ったところです。

そうそう、未来サランさんの帚木蓬生さんの本を一冊読み終わり、とても面白かったので、早速闘病中の兄にアマゾンから「風花病棟」と「閉鎖病棟」の2冊送らせました。アマゾンで頼んだのは初めてだけど、新品でも半額くらいなんですね。送料も無料だし、大喜びです。兄の住むところは図書館も本屋も近くにないので、これはいい方法だと思いました。私自身は同じ作者の本をまた図書館から借りてきました。今度は時代小説です。

また面白い本の紹介をお願いしますね。目がしょぼくれますが、まだ読めるうちに読んでおかなきゃね。
 

今月の本

 投稿者:月刊読書人  投稿日:2017年 8月30日(水)10時17分35秒
返信・引用
  以前にこの掲示板でも書いたことがあるが、三井物産出身の前NHK会長だった籾井勝人とは学生時代、同じ学部の同期生で40代のころまで新橋駅近くでよく飲んだ仲間でもある。三井物産の米国社長(本社の副社長兼務)に栄転した時には挨拶状がきたことがある。
特に親しかったわけではないが、それでもNHK会長時代の無知や無理解からくる失言や放言を聞くたびに失望したり、うんざりさせられていた。

2,3年前だったか、私が定年になる前に属していた法人のOB会の席で、船会社出身の友人が「三井物産ではあのレベル(籾井のこと)で、副社長、米国社長まで昇進できると一般的なサラリーマンが思うとしたら、現役の三井物産の社員ははがゆくてしかたがないのでは」と話していたのを覚えている。

丁度籾井が米国三井物産の社長をやっていたころ、米国三井物産ワシントンの事務所長の職であったのが、寺島実郎さん(現在は多摩大学学長)だった。この上司と部下を比較したら籾井に失礼になりそうだが、月とすっぽんの違いがある。
寺島さんは実に博識で、論理的で各国の歴史に詳しく、米国の内情に通じていて、米国人の知人も多い、特に安保関連の著書には、理解しやすく説得力もある。何度か講演も聞いたことがあるし、著書もよく読んできた。
論壇誌の代表である「世界」や岩波新書の常連でもある。本人は「私はリベラル保守」と自称されているが、今月の本として我々シルバー世代にも大いに関係ある寺島さんの著書を紹介したい。

シルバー・デモクラシー(戦後世代の覚悟と責任)
                   寺島実郎  著(岩波新書)

戦後日本人の先頭として戦後民主主義、高度成長の恩恵を受けてきた団塊の世代。戦後70年を超えた現在、65歳以上人口比重は約3割、2050年には4割となる。全員が高齢者となった団塊の世代はこれから、「与えられた民主主義」を超えることなく私生活主義に堕して終わるのか。1947年生まれの著者が、同じ団塊世代のこれからの20数年をいかに生きるか、さらに何を後世代に残すべきかを、自ら問い詰める書である。

団塊世代が戦後日本という環境に培養されて身につけてきた価値観・個性・特色を、著者は「私生活主義(ミーイズム)」及び「経済主義への傾斜(拝金主義)」に集約する。そしてその行き着いた先が「株高・マネーゲーム資本主義」、「アベノミクス」に対する拍手ということに終わるならば、あまりにも悲しい自己保身であり、生活保守主義への堕落だと鋭く突く。

ではかかる問題意識のもと具体的に団塊世代は何をなすべきなのか。著者が実践されている取り組みや役割が紹介される傍らで、団塊世代一般人の取り組みの一つの例として<都市郊外にリタイアした人たちがシステムとして農業の一翼を担う形で参画することが、日本の高齢化社会のパラダイムを変えるであろうことを確信している>(176ページ)とある。なかなかの着眼であろう。
一報では<迫りくる異次元次の高齢化社会を空疎なものとしない基盤>を形成するために<戦後日本の上澄みだけを吸ってきた愚劣で劣悪な政治家・指導者を拒否する意思>の主張には大きな拍手をしたい。特にアベゾーやアベノミクスへの糾弾は容赦ない。それらの批判も実に論理と理性がベースとなっている。

著者自身の過去に発表された論考を延々と披露されるのは、少々疎ましいが、戦後世代に関する分析は鋭く、納得させられるものが多い。ただこれからのシルバー世代の方向性やあり方については論旨不足の感がしたものだ。
ともあれ投票年齢が下げられたものの、人口の4割を占める高齢者は投票率も高く、現在の傾向が続けば、有効投票の6割を65歳以上の人が占めるという事態が予測される。このままでは「老人の、老人による、老人のための政治」になりかねないと危惧する著者が、シルバー世代に責任の自覚を問うた良書であり、後期高齢者の仲間入りをした私たち同期生にとっても読んで損をしない書である。

 

『天声人語』・・・自己学習(11)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 8月30日(水)07時48分29秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 2月15日 『朝日新聞・天声人語』・コラム文です。

・ 2月15日 『煮え切らぬ、小沢処分』

作家の向田邦子(むこうだ・くにこ)さんは、”良寛(りょうかん)さま”と聞くと、『どうも”胡散(うさん)くさい”、二重人格のようなもの』を感じたそうだ。『子供と手まりをついて、?日がな”一日遊んでいるように見えながら、結構生臭(なまぐさ)いこともなすっていたような気がする』、と随筆にある。

理由がおかしい。小学生の向田(むこうだ)さんは、親に隠れて、『大人(おとな)の本』をよく読んだらしい。用心のため、手元(てもと)に置いていた児童書が『良寛(りょうかん)さま』だったというのだ。無欲と漂泊(ひょうはく)の人もとんだ巻き添えである。

民主党の役員会が決めた、小沢(おざわ)、元・代表への処分案は、無難に取り繕(つくろ)う点で、『良寛(りょうかん)さま』に近い。菅(かん)首相や岡田(おかだ)幹事長は、除籍(じょせき)か離党勧告という『大人(おとな)の本』をこっそり読んでいたはずなのに、一番軽い、?党員資格の停止”でお茶を濁(にご)すらしい。

無論、強く出れば、?親(しん)”・小沢(おざわ)の議員が黙っていまい。首相には党分裂や総選挙を覚悟で、”脱(だつ)”・小沢(おざわ)を通す度胸はなく、処分せずに結束(けっそく)を演出する?悪知恵(わるぢえ)”もなし。リーダーの?及び腰(およびごし)で、党のメリハリはなくなるばかりだ。

向田(むこうだ)さんが、”百も承知”で書いたように、”良寛(りょうかん)”・その人は大変な好人物だった。この禅僧(ぜんそう)の清貧(せいひん)や公平無私(こうへいむし)に決断力を加えた政治家が久しく現われない。国民の代表を、縁故(えんこ)や世襲(せしゅう)で選んできた、日本の不幸である。
新しい寺に来てくれという藩主(はんしゅ)の求めを、良寛(りょうかん)は一句で断る。

≪焚(た)くほどは 風がもて来る 落葉かな≫。”暖(だん)”も取れるし、どうにか暮らしていますので、お構(かま)いなくと。往時の菅(かん)さんも、強者(きょうしゃ)にはこびないのが”売り物”ではなかったか。万事(ばんじ)に信念を貫けば、勢(いきお)いは、世論の風が『もて来る』ものを。

(本文・要約)
1.向田邦子さんの、≪煮え切らない≫とでもいうのか、個人的な『良寛・観』の引用があります。
2.小沢・元民主党代表に対する、管首相や岡田幹事長の、『党員資格停止』という処分についての評が述べ
  られています。
3.≪親・小沢党員の声≫に気を病み、≪党分裂覚悟で総選挙≫に向けての度胸もみられず・・・
4.良寛さんの、≪煮え切らない行動≫に似ているとの評としたのか・・・

・・・あの、民主党への政権交代劇は、一体何だったのだろうか・・・民主党全体は≪どんな政治≫を実行するつもりだったのか・・・自民党の横暴は許せないとしても・・・私たち国民も、政治というものに関して、しっかり学ばなければならないということなのでしょう・・・
 

『天声人語』・・・自己学習(10)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 8月29日(火)07時10分6秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 2月 7日 朝日新聞・天声人語・コラム文です。

・ 2月 7日 『大相撲の≪沈黙の春≫』

いまでも言うのか、『拵(こしら)え勝負』という言葉があるのを、70年ほど前に書かれた、『相撲百話(すもうひゃくわ)』で知った。勝負を”こしらえる”とは、≪八百長(やおちょう)≫のこと。筆者の、栗島山之助(くりしま・やまのすけ)は、小紙の記者でもあった、?文人(ぶんじん)”で、『呑込(のみこ)み八百長(やおちょう)』という言葉も説明している。

事前に話をつけるのではなく、土俵の上で互(たが)いの事情や気分を呑込(のみこ)み合って加減することだという。とはいえ当時、相撲界はこうしたなれ合いにも厳(きび)しかった。栗島(くりしま)は、『八百長(やおちょう)という隠語(いんご)は、角界(かくかい)ではもはや”死語(しご)”』、と?文(ぶん)”を締めくくっている。

その栗島(くりしま)は、泉下(せんか)で何を思うだろう。”どっこい”、生きていた、
”八百長(やおちょう)”問題で、来月の春場所(大阪)の中止が決まった。当然だろう。少なくとも全容が明らかになるまで、ファンは一番一番に熱くなれまい。歓声も、ため息も、座布団(ざぶとん)が舞うのも、
”ガチンコ”の真剣勝負が大前提である。

『星(ほし)』を売り買いするメールに、世間は落胆した。しかし、『青天の霹靂(せいてんのへきれき)』ではなかった。”正体(しょうたい)”のおぼろだった、”お化け”のようなものが、大方(おおかた)の印象だろう。だが、真相を知って、多くの心が離れよう。
相撲はスポーツとされる前から、伝統芸(でんとうげい)であり、”見せ物”だった。”八百長(やおちょう)”の入り込む『ゆるさ』は”生来(せいらい)”のものだ。昨今も『噂(うわさ)』が浮かんでは消え、消えては浮かんでいた。否定の一点張りで『無策(むさく)』を通した、相撲協会の責任は重い。

『相撲百話(すもうひゃくわ)』は、”八百長(やおちょう)”に厳しい親方(おやかた)として、”入間川(いるまがわ)”の名を挙げていた。今回の仲介役(ちゅうかいやく)とおぼしき力士(りきし)が、”入間川部屋(いるまがわべや)”なのは、皮肉というべきか。浪速(なにわ)の街は”触れ太鼓(ふれだいこ)”の聞こえぬ、≪沈黙の春(ちんもくのはる)≫となる。

・・・とあります。

(本文・要約)
1.今から70年ほど前の朝日新聞記者であり、文人でもあった、栗島山之助という人が書いた『相撲百話』  からの引用、紹介文である、ということです。
2.『拵(こしら)え勝負』という言葉・・・≪八百長≫という言葉があった、ということです。
3.『呑み込み八百長』、という言葉の説明も書かれてあった、ということでrす。

4.『八百長という隠語は整理でき、死語となった』、と締めくくられている、ということです。

(・・・どっこい、八百長が生きていたのか・・・そんなことがあっては・・・)
5.当然のこととして、三月・大阪場所は中止となり、『浪速の街の触れ太鼓』は、聞かれない・・・
  ≪沈黙の春≫を迎えることになった、というニュースです。

・・・ファンは、≪ショッキリ相撲≫を見せられていたのか・・・残念なことである。
(きれいな、立ち直りを期待したいものです)。

遅まきながら、6年以上前のコラム文を読み直していますが、≪時の過ぎる速さを感じたり≫、あるいは、
既に結果が出ている事項もありますが、≪当時の話題を、冷静に、客観的に見直せる≫ことができる感じもします・・・負け惜しみ・・・。
 

猫2

 投稿者:鳥星  投稿日:2017年 8月28日(月)19時32分49秒
返信・引用
  Chinchilla perusian
Hahnemuhle 200g A5
鉛筆、Panpastel、指で擦って。

 

『天声人語』・・・自己学習(9)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 8月28日(月)06時45分19秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 1月30日 天声人語・コラム文です。

・ 1月30日 『BBC放送の無神経』

≪テレビには”キモイ”と言わせる人映り、笑われながら、笑いておりぬ≫。一昨年の朝日歌壇にあった歌だ。『簡単なクイズに珍回答を連発して、周りの出演者が馬鹿にする光景には嫌悪感(けんおかん)を抱きます』。これは昨春の声欄への投書である。他国も随分嘆(なげ)かわしいのを、英・BBC放送の無神経でしった。

お笑いクイズ番組で、広島と長崎で二重被爆した、故・山口彊(やまぐち・つとむ)さんを、『世界一運が悪い男』などと紹介した。観衆は爆笑したそうだ。司会者は『生き残ったのは、最も幸運か、最も不運か』などと締めくくったという。
BBCは謝罪声明を出した。英国にはテレビを『愚者のランプ(イディオッツ・ランタン)』
と呼ぶ、俗語があって、小紙(しょうし)記者だった、門田勲(かどた・いさお)がかつて、『阿呆の提灯(あほうのちょうちん)』の語をあてていた。けだし、妙訳(みょうやく)というべきだろう。

日本では一昨年秋、放送倫理(りんり)・番組向上機構の委員会がバラエティー番組の不快、嫌悪(けんお)要素を五つ指摘した。≪下ネタ≫、≪イジメ≫や≪差別≫などのほか、
≪"死を笑い事にするなど”生きることの基本を粗末(そまつ)に扱う』があった。BBCはこれに当たろうか。
『夢にも見るのは、≪黑い雨≫。川の流れを堰(せ)き止めるのは人間の筏(いかだ)。過去はいまの私そのものである』。山口(やまぐち)さんは、ぎりぎりの体験を、『ヒロシマ・ナガサキ二重被爆』(朝日文庫)に刻字(こくじ)した。人間をおとしめた、2発の閃光(せんこう)である。
無知(むち)だけでなく、人間の尊厳への想像力の無さが怖い。笑いは人の人たるゆえんだが、精神の痙攣(けいれん)のような貧相、酷薄(こくはく)な笑いが世に満ちていないか。他山(たざん)の石として見る目がほしい。

(本文・ポイント・要約)
1.英・BBC放送の、”お笑いクイズ”番組内容の一部が紹介されています。
2.広島と長崎で、二重に被曝された、故・山口彊(つとむ)さんをして、『世界一運が悪い男』だと言って  紹介した、という話です。
3.観衆は爆笑。司会者は更に、『生き残ったのは、最も幸運か、最も不運か』という言葉で締めくくったと  いうことです。

・・・ひどいッ!

日本でも、『お笑い』『バラエティ』『トーク』などといったテレビ放映番組がありますが・・・ふざけて、
他人を傷つけたり、イジメごとを言ったり、などして、視聴者に優越感を持たせて・・・『笑い』として提供する・・・
≪笑いの質≫に対する、放送の倫理、視聴者の倫理の低さを疑うような番組が多いように思います。

個人的は主観です・・・少し、出過ぎたようです・・・
 

猫と鼠

 投稿者:鳥星  投稿日:2017年 8月27日(日)15時17分51秒
返信・引用
  Hahnemuhle 200g A5
鉛筆、透明水彩、セピアペン。
 

『天声人語』・・・自己学習(8)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 8月27日(日)08時28分56秒
返信・引用 編集済
  2011年 1月27日 天声人語・コラム文です。

・ 1月27日 『空飛ぶ疫病の恐怖』

(コラム記事・本文)

(略)

鳥インフルエンザが、とうとう養鶏(ようけい)どころに広がってきた。42万羽を殺処分している宮崎県に続き、鹿児島県や愛知県でも、大量死があった。大産地の受難は鶏肉(とりにく)や鶏卵(けいらん)の供給に響きかねない。
鹿児島の現場に近い”ツル”の越冬地では、先にウイルスが検出されていた。野鳥は環境省、
養鶏(ようけい)は農水省、動物園は文科省、人の感染は厚労省と、国の守りは分かれる。攻める病(やまい)は、縦割(たてわ)りの垣根(かきね)などお構(かま)いなしだから、総力戦の態勢づくりが急がれる。
ウイルスをしのばせて好きに飛び回る野鳥は、さしずめステルス爆撃機だろう。地上にひしめく鶏たちが、おびえて天を仰ぐ図である。英語の”チキン”には、臆病者(おくびょうもの)の意味があるという。ここは細心(さいしん)に徹(てっ)し、姿を見せない敵から、鶏舎(けいしゃ)と食卓を守りたい。

(本文・ポイント・要約)
1.鳥インフルエンザが養鶏所に広がり、宮崎県で42万羽の鶏が、殺処分されたニュースの紹介です。
2.鹿児島県、愛知県でも被害が発生しているという情報です。
3.鹿児島県の”ツル越冬地”で、既に、ウイルスが検出されていたという、ニュースがあります。
4.『野鳥は環境省』『養鶏は農水省』『動物園は文科省』『人の感染は厚生省』・・・
5.総合的な防御態勢づくりの必要性を指摘しているのでしょう・・・。





 

『天声人語』・・・自己学習(7)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 8月26日(土)08時05分31秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 1月21日

≪天声人語・コラム文≫です。

・ 1月21日 『GDP世界2位の中国』

(本文)

(略)
昇竜(しょうりゅう)の勢いの中国で、インターネットにこんな小咄(こばなし)が登場したそうだ。『1979年、資本主義だけが中国を救える。2008年、中国だけが資本主義を救える』。北京(ペキン)の日本大使館公使(こうし)だった、道上尚史(みちがみ・ひさし)さんの著書、『外交官が見た≪中国人の対日観≫』に教わり抜粋(ばっすい)した。

1979年改革開放が”緒(しょ)”に就いた年だ。行き詰まりを破るために、市場経済への移行を目指した。時は流れて2008年、リーマン・ショック以降、世界経済は中国頼みと言っていい。かの国の高揚感をうかがわせる笑話(しょうわ)であろう。

昨日は去年の国民総生産(GDP)を発表し、日本を抜いて世界2位が確実になった。足の止まったランナーを一気に抜き去った印象だ。1位の米国を中国では『美国(みこく)』と書く。目標だった『超日(ちょうにち)』は、いよいよ天下取りの『超美(ちょうみ)』に改まる。

43年前、日本は西ドイツを抜いて2位になった。小欄は『へえ、自由世界二位の経済力でこんな生活か』と書いている。今の中国で格差に苦しむ貧困層の不満はこの程度ではあるまい。
富裕層の満足も含め、一党独裁の安定はどこまでも経済成長にかかっていよう。踊り続ける赤い靴をはいてしまったアンデルセン童話を、中国経済は彷彿(ほうふつ)させる。世界を心配させぬ自覚と責任が、銀メダリストの務(つと)めであろう。

(本文・ポイント・要約)
1.中国のインター・ネットの小咄(こばなし)としての紹介文があります。
 (1)1979年、≪資本主義だけが、中国を救う≫
 (2)2008年、≪中国だけが、資本主義を救う≫
2.そして、昨日(当時)のニュースとして・・・
  昨年(2010年)の国民総生産(GDP)が、日本を抜いて、世界第2位になったニュースです。
3.世界第2位の国民総生産(GDP)の国に、ふさわしい自覚と責任ある行動をして欲しいという記事で結
  ばれています。

・・・なるほど・・・『我が国が1番!』と、”雄たけび”を上げながら、『世界の4等国』になり下がっている国もあるし・・・その国に、『尻尾を振って』ついていくだけの国もあります・・・

 

 投稿者:鳥星  投稿日:2017年 8月25日(金)14時56分57秒
返信・引用
  Chinchilla perucian
Hahnemuhle 200g A5
鉛筆、透明水彩、シグノホワイト
 

『天声人語』・・・自己学習(6)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 8月25日(金)08時21分5秒
返信・引用 編集済
  ・2011年 1月17日付、朝日新聞・天声人語コラム記事文・『大震災を語り継ぐ』、です。

・ 1月17日 『大震災を語り継ぐ』

(本文)

(略)

16年前のきょう、神戸あたりのスカイ・ラインも一変した。大揺れの後の薄明(はくめい)に浮かんだのは、全壊10万余棟(とう)のゆがんだ街だった。幾筋(いくすじ)もの煙を上げる屋根の下で、六千数百の命が尽(つ)きた。悲しい記憶を塗り込めるように、がらりと趣(おもむき)を変えた街区(がいく)も多い。
阪神大震災の被災地の区画整理がようやく完了するという。甲子園球場66個分の土地に道が引き直され、生まれ育った一角を公園にされた人もいる。子や孫に安全な街をという願いが、反発を包み込んだ。

震災翌年の秋、神戸で催した読者との集いを思い出す。出演してくれた地元の川柳作家、故・時実新子(ときざね・しんこ)さんは、あの朝、机を亀のように背負って絞(しぼ)り出した一句を改めて詠んだ。≪平成七年 一月十七日 裂(さ)ける≫。
すさまじい体験ほど伝えるのが難しい。『裂(さ)けた心』は、たやすく字や声になるものではなかろう。片や震災を知らぬ世代の先頭はもう、高校生だ。景色や住人は移ろい、あの惨状(さんじょう)と整然たる支え合いを語り継ぐ意志が年を追って大切になる。

(本文・ポイント)
1.崩壊・落下した高速道路の惨状
2.(早朝)薄明の中、倒壊した街々のあちこちから立ちのぼる白煙・・・(やがて)・・・
3.6千数百の命が尽きた記憶

(そんな中で、多くの人たちの支援を受けて、復興に向けた整理が始まりました)
5.ガラリと趣を変えてしまった街区
6.1年後に詠まれた、地元、川柳作家、故・時実新子さんの、『当日の思い』の一句が紹介されています
  ≪平成7年 1月17日 裂(さ)ける≫
  (『裂(さ)ける』、というひと言が、リアルで生々しさを感じます)

7.震災が発生してから16年が経過(記事当日)し、あの震災当時の恐ろしさを知らない世代が、高校生に  なっていることを思うとき、震災の恐ろしさを、『語り継いで』いくことの必要を述べられています
  (・・・そんな、主張です)

・・・そうした教訓が語り継がれる中でも、東日本大震災、広島土砂災害、熊本地震等々、自然は容赦なく、試練を繰り返し襲いかかってきます。
・・・それでも、負ける訳にはいきません。
 

『天声人語』・・・自己学習(5)

 投稿者:旅人=M  投稿日:2017年 8月24日(木)07時53分10秒
返信・引用 編集済
  (古い教材を、お許し願います)

・2011年 1月11日 『銃社会アメリカの深淵』・・・

(本文)

(略)
アリゾナ州の政治集会で乱射事件が起きた。6人が亡くなり、女性の連邦下院議員・ギフォーズさん(40)が頭を撃たれて重体となった。容疑者は22歳の男だが、詳しい背景はわかっていない。

『この事件は巻き込まれた人々の悲劇以上のものだ。わが国全体の悲劇である』、とオバマ大統領は憤(いきどお)った。狙われたのは民主主義だ、との認識からだろう。とともに事件は3億丁ともいう銃を日常に潜(ひそ)ませる米社会の闇(やみ)の深さをしめしてもいる。

銃は米国で、『平等をもたらす装置』と呼ばれる。相手が雲を突くような巨漢でも、銃を持てば対等になれるからだ。銃所持を擁護(ようご)する論拠(ろんきょ)の一つだが、思えばこれは摩天楼を倒壊させたテロの論理にどこか通じていないだろうか。

言論に対して銃弾は一発で『対等』になれるという、おぞましい”妄想(もうそう)”の温床にもなろう。『銃が人を殺すのではなく、人が殺すのだ』は、擁護派(ようごは)の常套句(じょうとうく)だ。しかし、銃は往々(おうおう)にして、『俺を使え』と持つ者をそそのかす。犠牲を悼(いた)みつつ、米社会の宿痾(しゅくあ)をあらためて思う。

(本文・ポイント)
1.後を断たない、アメリカ国内での銃乱射事件。
2.『銃は平等・安全・対等をもたらす』、という銃養護派の考え方がある一方で・・・
3.銃は魔天楼を倒壊させた、テロ行為の論理と共通する、という考え方を持つ人がいます。

(要約)
1.3億丁ともいわれる、『銃ビジネス』が後方にありそうですし・・・
2.銃は使用する人の人格の問題として、現実から目をそむけていないだろうか・・・

  ・・・≪武力・軍事力で世界の平和を保持していく≫、という思想に似ているとも言えそうです。
  (今日の学習は、これまで・・・)
 

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